2008年11月アーカイブ

gin_024bijou.jpg「Bijou」とはあまり聞きなれない言葉だが、「Jewel」と同義語で"宝石、珠玉"を意味する。

このカクテルは、別名「アンバー・ドリーム・カクテル」「ゴールデン・グロー・カクテル」などとも呼ばれるが、そのイメージからもやはり「ビジュー・カクテル」と呼ぶのがいちばんふさわしいような気がする。

シャルトリューズやベルモットが複雑な色合いを生み出し、グラスの底にチェリーが一つ沈んだ様は、まさに小さくて優雅なカクテルのイメージぴったりである。

 

 

 

・ドライ・ジン 1/3
・シャルトリューズ・グリーン 1/3
・スイート・ベルモット 1/3
・オレンジ・ビターズ 1/3
・オレンジ・ビターズ 1dash
・マラスキーノ・チェリー 1個 
・レモン・ピール 1片
 

材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

チェリーをグラスの底に沈め、レモン・ピールを絞りかける。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・38°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] アフター・ディナー  

[色] アンバー

liq_012snowball.jpg「スノーボール」とは、雪合戦の"雪つぶて"のこと。

使われている"アドボカート"は、ブランデーに卵黄と糖分を加えた"エッグ・ブランデー"というリキュールである。

このカクテルがユニークなのは、レシピが時代の嗜好に合わせて二転三転している点。

かつてはウイスキーに卵白を加えたもの、ウォッカとアドボカートを合わせたものもあったが、今ではこのレシピの人気が高い。

また、「スノーボール・カクテル」というものもあり、こちらはジン・ベース。さらに「スノーボール」はレモネードを使うとよくいわれるが、それでは卵黄分が分離してしまうので、ジンジャー・エールを使うほうがベターともいわれる。

 

・アドボカート 40ml

・ライム・ジュース 1dash

・ジンジャー・エール 適量

 

タンブラーに主材料と氷を入れ、ジンジャー・エールで満たし、軽くステアする。

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・4°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] イエロー

gin_023hawaiian_cocktail.jpgジンとオレンジ・ジュースを使った有名なカクテルに「オレンジ・ブロッサム」があるが、「ハワイアン・カクテル」は、ジンの量が多めなことと、オレンジ・キュラソーを加えることでちょっとコクのある甘酸っぱいトロピカル・テイストのカクテルに仕上がっている。

このカクテルとは別に、フラ・ダンスからとった「フラ・フラ・カクテル」というものもあるが、今ではほとんど同じレシピ。ただ、「フラ・フラ・カクテル」の場合はパイナップル・ジュースを使うケースもあるので、好みでバーテンダーに相談してみるといい。

・ドライ・ジン 2/3

・オレンジ・ジュース 1/3

・オレンジ・キュラソー 1dash

 

材料を強めにシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・25°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] オレンジ

gin_022parisian.jpgジンとドライ・ベルモットは、相性がいい。その代表がマティーニであろう。その基本をベースに何かを合わせていくと、さまざまなカクテルが生まれてくる。

「パリジャン」も、その一つ。

ジンとドライ・ベルモットにもうひと味、クレム・ド・カシス(黒すぐりのリキュール)を加えたカクテルである。透明感のあるレッドは、花の都と呼ばれるパリにふさわしい華やかさを表現している。

味わいもスッキリとした甘さをもっている。

・ドライ・ジン 1/3

・ドライ・ベルモット 1/3

・クレム・ド・カシス 1/3

 

材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・25°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] レッド

gin_021paradise.jpg世界中でも広く飲まれ、常に人気も上位に位置しているカクテル。

ジンが半分、アプリコット・ブランデーとオレンジ・ジュースが同量というレシピを基本スタイルとし、甘口ながらかすかな酸味がバランスのとれた味わいを作り出している。

アプリコット・ブランデーを使ったカクテルの傑作と評価する人も多い。

・ドライ・ジン 1/2

・アプリコット・ブランデー 1/4

・オレンジ・ジュース 1/4

 

材料を強めにシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・24°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] アフター・ディナー  

[色] オレンジ

gin_020Knockoutcocktail.jpgレシピを見ただけでも、このカクテルの強さが伝わってくる。

なにしろ、ジンとドライ・ベルモットは、イコール「マティーニ」の組み合わせ。そこに、強烈な個性を持つフランス人好みのアニス酒を加え、さらにミントの刺激で仕上げている。

このカクテルの由来は、チャンピオンに見事KOで勝った挑戦者を祝うために作られたという。

求むタフ・ファイターと、このカクテルは挑発している。

・ドライ・ジン 1/3
・ドライ・ベルモット 1/3
・アニス酒 1/3
・クレム・ド・ミント(ホワイト) 1tsp.

 

材料を強めにシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・35°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] イエロー

gin_019_negroni.jpgジンとカンパリのビター、そしてスイート・ベルモットの甘味が絶妙にマッチした、こっくりと深い味わいのカクテルである。イタリアのカミーネ・ネグローニ伯爵が、いつも訪れていたフィレンツェのレストラン「カソーニ」でアペリティフ(食前酒)として愛飲していたカクテルで、伯爵の許可を得たバーテンダーが1962年に発表して以来、一躍世界中に広まった。ほんのりとした苦味が食欲を増し、また、夏の暑い夕暮れなどにも合うカクテルである。

・ドライ・ジン 20ml

・カンパリ 20ml

・スイート・ベルモット 20ml

・カット・オレンジ 1個

 

材料をオールド・ファッションド・グラスに入れ、氷を加え、軽くステアする。

仕上げにカット・オレンジを飾る。

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・25°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] プレ・ディナー  

[色] アンバー

gin_018_tomcolins.jpgコリンズとは、酒にレモン・ジュースと糖分を加え、ソーダ水で割ったドリンクのこと。

基本的にはフィズと同じだが、フィズよりも大ぶりのコリンズ・グラスを使うことで区別される。

この「トム・コリンズ」を考案したのはロンドンのバーテンダー、ジョン・コリンズ氏。

当然、最初は「ジョン・コリンズ」といわれていたが、そのうち材料にオールド・トム・ジンを使うようになった頃、名前がいつのまにか「トム・コリンズ」になってしまったという次第。

今ではドライ・ジンが主流で、いつのまにかトムも消えてしまったが、名前だけはそのまま残っている。


・ドライ・ジン 45ml
・レモン・ジュース 15ml
・シュガー・シロップ 3tsp.
・ソーダ水 適量
・レモン・スライス 1枚
・マラスキーノ・チェリー 1個 

 

主材料を軽くシェイクし、コリンズ・グラスに注ぐ。

氷を加え、ソーダ水で満たす。

レモンとチェリーを飾る。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・12°

[スタイル] シェイク/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] 透明

gin_017_texas_fizz.jpgフィズというと、本来はレモン・ジュースとソーダ水を使ったミックスドリンクだが、この「テキサス・フィズ」は、その上にオレンジ・ジュースも加えてよりマイルドで適度な甘さを出したもう一つのフィズのバリエーションである。

アルコール度数もひかえめで、お酒は弱いけれどノンアルコール・カクテルは味気ない、ちょっと酔いたいというときにはぴったりの1杯である。

・ドライ・ジン 30ml
・レモン・ジュース 15ml
・オレンジ・ジュース 30ml
・シュガー・シロップ 2tsp.
・グレナディン・シロップ 2dashes
・レモン・スライス 1枚

・オレンジ・スライス 1枚

・マラスキーノ・チェリー 1個 

 

  1. 主材料をシェイクし、タンブラーに注ぐ。
  2. 氷を加えてソーダ水で満たす。
  3. レモンとオレンジのスライス、チェリーを飾る。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・8°

[スタイル] シェイク/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] オレンジ

gin_016_ginRicky.jpgリッキーは、サワーやフィズ、ハイボールなどと同じようなカクテルのスタイルの一つ。ベースとなる酒に生ライム(あるいは生レモン)を絞って入れ、ソーダ水で満たしたミックス・ドリンクのことを指す。サワーやフィズと比べて最もさっぱりとした飲み心地で、暑い日やスポーツの後などに合う。トニックの甘さが気になる人、ジン・ライムでは甘いと思う方にはおすすめのドリンクである。グラスの中のライムをマドラーで軽くつぶしながら飲むと、さらにフレーバーが香ってくる。

・ドライ・ジン 45ml

・ソーダ水 適量

・ライム 1/2個

 

 

タンブラーにジンを入れ、ライムの半量ほどを絞り、残ったライムもグラスに入れる。

氷を入れ、ソーダ水で満たし、マドラーを添える。

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辛口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・14°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] 透明

gin_015_ginlime.jpgジンとライム・ジュースだけを使った、オン・ザ・ロック・スタイルのポピュラーなカクテル。

ギムレットのオン・ザ・ロック的な飲み方ともいえる。

以前は、びん入りのライム・ジュースが多く使われていたが、最近では生のライム・ジュースが主流になっており、よりドライでクリアな味になっている。

ちょっと甘さが欲しいときは、少し市販のライム・ジュースを加えてもいい。

・ドライ・ジン 45ml
・ライム・ジュース 15ml
・カット・ライム 1個

 

オールド・ファッションド・グラスにジンを入れて氷を加え、さらにライム・ジュースを入れて軽くステアする。

仕上げにカット・ライムを飾る。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辛口
[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・28°
[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス
[T.P.O.] オールデイ  
[色] 透明

gin_014_ginfizz.jpgフィズは、酒の入ったレモン・スカッシュの総称。
ベースがジンであれば「ジン・フィズ」になり、その他のスピリッツを使えば、そのスピリッツの名前になる。
フィズの意味は、ソーダ水の炭酸ガスがグラスの中ではじける音を表現した言葉らしい。
飲み口がさっぽりしていてクセがないので、誰からも親しまれ、スターターにも、最後の仕上げの口直しにも向くオールマイティなロング・ドリンクスの代表格である。

・ドライ・ジン 45ml
・シュガー・シロップ 1tsp.
・レモン・ジュース 1/2個
・ソーダ水 適量
・レモン・スライス 1枚

 

レモン・スライス以外の材料をシェイクし、タンブラーに注ぐ。

仕上げにレモン・スライスを飾る。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・14°

[スタイル] シェイク/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] 透明

gin_013ginbitters.jpgジンのフレーバーが好きな人も、ジンは飲めてもあのフレーバーが得意でない人も、ちょっとビターズをたらすこの飲み方を一度試して欲しい。

たった数滴のビターズが、もっと奥行きのあるフレーバーの世界へ誘ってくれる。

このスタイルは昔からあるもので、今も通好みの飲み方として根強い人気がある。アンゴスチュラ・ビターズをたらすものを「ピンク・ジン」、オレンジ・ビターズをたらすものを「イエロー・ジン」という。一人静かにグラスを傾けるとき、ぜひ。

・ドライ・ジン 60ml 

・アンゴスチュラ・ビターズ 1dash

 

シェリー・グラスまたはリキュール・グラスにビターズをふり、グラスを回しながら内側にはわせる。静かにジンを注ぎ入れる。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辛口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・47°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] プレ・ディナー  

[色] ペール

gin_012ginback.jpg"清涼飲料水"と言い切ってしまうと語弊があるが、それほどライトですっきりとした味わいは「ジン・バック」ならでは。

その秘密はレモン・ジュースとジンジャー・エールの組み合わせにある。

バックとは、酒とレモン・ジュース、ジンジャー・エールを組み合わせたミックス・ドリンクの総称で、たとえばベースをウイスキーに代えれば、「ウイスキー・バック」になる。

そのバックの中でも「ジン・バック」が最も飲み口が心地よい。

レモン・ジュースをオレンジ・ジュースに代えると「ブルドッグ・ハイボール」というカクテルになる。

 

 

・ドライ・ジン 45ml

・ジンジャー・エール 適量

・レモン・ジュース 15ml

・スライス・レモン 1枚

 

タンブラーにジンを入れて、氷を加える。トニック・ウォーターで満たし、レモン・スライスを飾る。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・14°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] 白色

gin_011_gintonic.jpgジンとトニック・ウォーターのほんのりとした苦味とかすかな甘味が、多くの人に好まれてきた最もポピュラーなロング・ドリンクスの一つ。

トニック・ウォーターのトニックとは"強壮、強精"の意味で、トニック・ウォーター特有の苦味の元であるキニーネ(キナの樹皮のエキスで、強壮剤やマラリア予防に効果があるといわれた)が含まれていたところから名付けられたらしい。

今ではキニーネに代わって柑橘類の皮が使われているが、名前はそのままである。ジン・トニックはアペリティフ(食前酒)としてだけでなく、パーティ・ドリンクとしても愛飲されている。

・ドライ・ジン 45ml

・カット・ライム 1個 

・トニック・ウォーター 適量

 

タンブラー・グラスにジンを入れて、氷を加える。

トニック・ウォーターで満たし、レモン・スライスを飾る。

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・14°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] 透明

gin_010_ginandit.jpg「Gin&It」の"It"とは何を指しているのか?実は、このItこそが、カクテルの歴史のターニング・ポイントを語るキーワードでもある。Itとは、"イタリアン・ベルモット"の頭文字。つまり、マティーニをマティーニ社が売り出した時、自社のスイート・ベルモットとジンを合わせた、その原型なのである。その後、マティーニはどんどんドライ化が進み、今ではこの「Gin&It」とは似ても似つかないカクテルになったが、間違いなくその出発点はここにあった。

・ドライ・ジン 1/2

・スイート・ベルモット 1/2

 

ジンをカクテル・グラスに直接注ぎ、その上にベルモットを重ねるように注ぎ入れる。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・30°

[スタイル] ビルドアップ/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] プレ・ディナー  

[色] アンバー

gin_009_singaporesling.jpg文豪サマーセット・モームも愛したシンガポールの名門ホテル「ラッフルズ」で誕生したカクテル。1915年の誕生当初は9種類もの材料を使う複雑なカクテルだったといわれている。その「シンガポール・スリング」を、よりシンプルにアレンジしたのがロンドンのバーテンダー、ハリー・クラドック氏。遠い南国への憧れからか、またたく間に人気のカクテルになり、世界的に有名なカクテルになった。現在では、そのロンドン・タイプのレシピが主流だが、オリジナルに近づけるバーテンダーもいて、好みの分かれるところ。

・ドライ・ジン 45ml

・チェリー・ブランデー 15ml

・ソーダ水 適量

・レモン・スライス 1枚

・マラスキーノ・チェリー 1個

・シュガー・シロップ 1tsp.

 

チェリー・ブランデーとソーダ水以外の材料をシェイクし、タンブラー・グラスに注ぐ。

氷を入れてソーダ水で満たし、チェリー・ブランデーを注ぐ。

チェリーとレモン・スライスを飾る

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・14°

[スタイル] シェイク/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] セパレート

 

gin_008_gimlet.jpgギムレットとは、錐とかコルク抜きのことを意味する。キリッと仕上がったあの味を想像するとなるほどと思われがちだが、実際にこのカクテルが誕生した頃は、今のようなドライ・ジンとフレッシュ・ライムではなく、プリマス・ジンとローズ社製のコーディアル・ライム・ジュースでかなり甘かった。誕生したのは、イギリス軍艦の中、軍医ギムレット卿の発案という説がある。ハードボイルド小説の大家レーモンド・チャンドラーが『長いお別れ』の中で主人公フィリップ・マーロウに「ギムレットには早すぎる」の名セリフを言わせて一躍有名になったが、その頃はまだ甘かった。今は、スッキリとドライな味が主流である。

・ドライ・ジン 2/3

・ライム・ジュース 1/3

 

 

材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辛口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・30°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] 白濁

gin_007_gibson.jpg流麗な女性画で知られた19世紀末のニューヨークの画家チャールズ・D・ギブソンが愛飲したことが名前の由来。

もとはそれより以前の南北戦争直後に誕生したといわれる。

当時のマティーニは今と比べるとずいぶんと甘口で、ギブソンの辛口度は画期的だった。

ビターズを使わないためジンの香りがより鮮明で、さらにパール・オニオンの酸味が味わいをキリッと仕上げてくれる。

今ではマティーニのドライ化が進み、両者の味はそれほど違わないように思われるが、基本的にはギブソンのほうが辛口と位置づけるバーテンダーも多い。

 

・ドライ・ジン 3/4

・ドライ・ベルモット 1/4

・パール・オニオン 1個

 

  1. 材料をミキシング・グラスに入れてステアし、カクテル・グラスに注ぐ。
  2. カクテル・ピンに刺したパール・オニオンを入れる。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辛口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・38°

[スタイル] ステア/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] プレ・ディナー  

[色] 透明

gin_036_kissinthedark.jpg"暗がりでのキス"と艶っぽい名前を持つカクテルは、ジンとドライ・ベルモットにチェリー・ブランデーをプラスしたカクテルである。

ジンとドライ・ベルモットの組み合わせは有名なマティーニだが、そこに甘いリキュール1種類加えることで、まったく別のテイストのカクテルに変化した。

チェリー・ブランデーは、実はブランデーではなくさくらんぼのリキュール。きれいな赤色と甘味を持ち、ヨーロッパ各地で作られている。

・ドライ・ジン 1/3

・ドライ・ベルモット 1/3

・チェリー・ブランデー 1/3

  

材料をミキシング・グラスに入れてステアし、カクテル・グラスに注ぐ。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・25°

[スタイル] ステア/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] レッド

liq_026goldencadillac.jpgアメリカの高級車キャデラックは、アメリカン・ドリームの象徴でもある。

その名前をつけたカクテル「ゴールデン・キャデラック」は、その名に負けないくらいゴージャスで華やかな印象のカクテルである。

使われている"ガリアーノ"は、ミラノ特産の、オレンジとスミレの香りを持つ甘口のリキュール。

カクテルの味わいは、まさに"ラグジュアリー"である。

名車の名前を持つカクテルには「ロールス・ロイス」もあるが、こちらはジンとベルモットで渋め。

乗り比べならぬ飲み比べは、いかがですか。

 

・ガリアーノ 1/3

・クレム・ド・カカオ(ホワイト) 1/3

・生クリーム 1/3

 

材料を強めにシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・18°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] アフター・ディナー  

[色] アイボリー

liq_011klondikehighboll.jpg「クロンダイク」とは、19世紀末にゴールドラッシュでにぎわったカナダ北西部の町の名前である。

一攫千金を夢見た開拓者たちが夜な夜なバーに集まり、その酒場で生まれたのがこの「クロンダイク・ハイボール」といわれている。

ただ、クロンダイクと名前のついたカクテルはいくつかあって、ウイスキーをベースにした「クロンダイク・クーラー」、アップル・ブランデーを使った「クロンダイク・カクテル」などがある。

日本ではハイボールが人気だが、欧米ではクーラーのほうが有名。

やはり、カナディアン・ウイスキーの母国ゆえだろうか。

 

 

 ・ドライ・ベルモット 30ml

 ・スイート・ベルモット 30ml

 ・レモン・ジュース 20ml

 ・シュガー・シロップ 1tsp.

 ・ジンジャー・エール 適量

 

主材料をシェイクし、タンブラーに注ぐ。氷を加え、ジンジャー・エールで満たす。

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・8°

[スタイル] シェイク/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] アンバー

liq_008campari&orange.jpgイタリア特産の有名なリキュール「カンパリ」をオレンジ・ジュースで割ったカクテル。カンパリは今やイタリア本国にとどまらず世界中で飲まれているビター系のリキュールで、食前酒用のリキュールとして不動の人気を誇っている。このカクテルは、カンパリの持つ強いビターをオレンジ・ジュースの甘酸っぱさが和らげてくれ、食前酒としてだけでなく、日常的なドリンクとして幅広い層で飲まれている。

・カンパリ 45ml

・オレンジ・ジュース 適量

・オレンジ・スライス 1枚

 

タンブラーにカンパリを注ぎ、氷を加え、オレンジ・ジュースで満たす。軽くステアし、オレンジ・スライスを飾る。

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・12°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] オレンジ

liq_007kaglua&milk.jpgカルーア社のコーヒー・リキュールをミルクで割った、若い女性を中心に人気の高いリキュール・カクテル。飲み口も、ちょっぴりアルコールの入ったカフェ・オ・レのような味わいで、アルコールに弱い女性でも気軽に楽しめる。冬の寒いときには、温めたミルクを使ったホット・カクテルにして、ひと味違ったテイストを楽しめる。  

・カルーア 30?45ml

・ミルク 適量

 

タンブラーにカルーアを注ぎ、氷を加えてミルクで満たし、軽くステアする。

 

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・8°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] ブラウン

liq_006cacaofizz.jpg「フィズ」は、酒にレモン・ジュースと甘味を加え、ソーダ水で割ったドリンクの総称。基本的に使う酒はジンやウイスキーなどのスピリッツ(蒸留酒)が多いが、リキュールを使うこともあり、この"クレム・ド・カカオ"のフィズもよく知られている。カカオのフレーバーと、さわやかな酸味がうまくミックスして、のどごしのいい清涼飲料水のような飲みやすいカクテルになっている。

・クレム・ド・カカオ 30ml

・レモン・ジュース 15ml

・シュガー・シロップ 1tsp.

・ソーダ水 適量

・レモン・スライス 1枚

 

主材料をシェイクし、タンブラーに注ぐ。氷を加え、ソーダ水で満たし、仕上げにレモン・スライスを飾る。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・8°

[スタイル] シェイク/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] アンバー

gin_006_Orangeblossom.jpg「オレンジ・ブロッサム」とは文字どおり、"オレンジの花"のこと。

創作されたのは、一説にはアメリカの禁酒法時代だったという。

これはオレンジ・ジュースだと称して飲んだのかもしれない。

オレンジの花言葉は「純潔」で、結婚式に花嫁がウェディング・ドレスにオレンジの花をつける習慣もある。

そこでこのカクテルも、ウェディング・パーティに振る舞われるアペリティフ(食前酒)として人気の高いカクテルでもある。

・ドライ・ジン 1/2

・オレンジ・ジュース 1/2

・オレンジ・ビターズ 1dash

 材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・15°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] オレンジ

liq_003_apricotcocktail.jpgアプリコット・ブランデーのフレーバーと味わいを十分に引き出したカクテルの一つ。

アプリコットの持つほどよい甘さと香りは広い年代に好まれ、酒との相性もいい。

レモン・ジュースとオレンジ・ジュースがアプリコットの特徴をさらに引き出し、ちょっと香りづけ程度に入っているジンが奥行を与え、バランスのとれた1杯になっている。

・アプリコット・ブランデー 1/2

・レモン・ジュース 1/4

・オレンジ・ジュース 1/4

・ドライ・ジン 1tsp.

 

材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・14°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] アフター・ディナー  

[色] オレンジ

gin_005_alex_sister.jpg名前からも想像がつくように、ブランデー・ベースの有名なカクテル「アレキサンダー」の姉妹版カクテル。

違いは2つ。まず、ベースをブランデーからジンに代えていること。

2番目は、副材料のクレム・ド・カカオをクレム・ド・グリーンに代えていること。

そのため、淡いグリーンのカクテルに仕上がり、バーのカウンターでもひときわ映えるカクテルの一つである。

ベースがジンのため、アレキサンダーよりも落ち着いた甘さになっている。

・ドライ・ジン 1/2

・クレム・ド・ミント(グリーン) 1/4

・生クリーム 1/4

・ナツメグ・パウダー 少量

 

主材料を強めにシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。ナツメグ・パウダーをふりかける。

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・25°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] アフター・ディナー  

[色] グリーン

gin_004_alaska.jpgロンドンの名門ホテル「ザ・サボイ」は、酒の世界ではバーテンダーのバイブル「サボイ・カクテル・ブック」を生んだカクテルの聖地としても知られている。

そのサボイのチーフ・バーテンダーだったハリー・クラドック氏が1920年代に創作したカクテルが、この「アラスカ」。130種類以上の薬草を使った香草・薬草系リキュールのシャルトリューズ独特の香りとジンを組み合わせたちょっと甘口のカクテル。

シャルトリューズの味が好みの人はとりこになってしまうカクテルの名品である。ただし、アルコール度数は、かなり高い。

・ドライ・ジン 2/3

・シャルトリューズ(イエロー) 1/3

・オレンジ・ビターズ 1dash

 

材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・40°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] ペール

liq_005angelstip.jpgチョコレートのフレーバーが香り立つリキュール"クレム・ド・カカオ"を楽しむカクテル。

小さなグラスの中で、きれいに分れたブラック&ホワイトの2層、そして真っ赤な1粒のチェリー。

日本ではこのカクテルを「エンジェルス・キス」と呼ぶことが多いが、正式には「エンジェルス・ティップ」という。

「ティップ」とは、"先端"などの意味。リキュールの上にのった生クリームを意味しているのか。グラスの上にチェリーを置くスタイルは日本生まれだそうだが、こちらのほうがカクテル名にぴったりハマっている。

 

 

・クレム・ド・カカオ 4/5

・生クリーム 1/5

・マラスキーノ・チェリー 1個

 

リキュール・グラスにクレム・ド・カカオを注ぎ、その上に生クリームをフロートする。

カクテル・ピンに刺したチェリーをグラスの上にのせる。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・20°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] アフター・ディナー  

[色] セパレート

liq_004angelskiss.jpg小さなリキュール・グラスの底からクレム・ド・カカオ、クレム・ド・バイオレット、ブルネル・ブランデーがきれいな3層に分かれ、さらにそのうえに生クリームが雪の冠のように覆っている。

「エンジェルス・キス」は、見た目にも美しいリキュールならではのカクテルである。

このようにいくつもの層が重なり合うスタイルを"プース・カフェ"という。

日本では「エンジェルス・キス」というと、クレム・ド・カカオと生クリームだけのものを指すことが多いが、正式な"天使のキス"は、この濃厚な甘さのキスである。

 

 

・クレム・ド・カカオ 1/4

・クレム・ド・バイオレット 1/4

・ブルネル・ブランデー 1/4

・生クリーム 1/4

 

リキュール・グラスに、上記の順番に注ぎ込む。

注ぐとき、バー・スプーンなどを使い、それぞれの材料が混じり合わないようにする。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・24°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] アフター・ディナー  

[色] セパレート

liq_002_afterdinner.jpg数多い食後向けのカクテルの中でも、ズバリ「アフター・ディナー」と名付けられたカクテル。アプリコットとオレンジのフレーバーを持つ上品な甘さのカクテルである。アメリカ、ヨーロッパで広く好まれているが、このカクテル名が通用するのはアメリカで、ヨーロッパでは「アフター・サパー」と呼ばれる。いずれも"食後酒"に違いはないのだが......。ヨーロッパで「アフター・ディナー」とオーダーすると、ブルネル・ブランデーとチェリー・ブランデーを使ったカクテルになる。

・アプリコット・ブランデー 2/5

・オレンジ・キュラソー 2/5

・ライム・ジュース 1/5

 

材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・25°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] アフター・ディナー  

[色] オレンジ

liq_001_americano.jpg「アメリカーノ」とはイタリア語で"アメリカ人"のこと。イタリア生まれのカクテル名にそういう名前がついたのは、アメリカ人が好んで飲んだからという説や、イタリア語の"アメール"(苦味)にかけたという説などがある。スイート・ベルモット、カンパリあるいはビター・ベルモットなど、強いビターをソーダ水で割ったカクテルで、ほどよい苦味が食前酒にぴったりと広く飲まれている。

・スイート・ベルモット 30ml

・カンパリまたはビター・ベルモット 30ml

・ソーダ水 適量

・カットオレンジ 1個

 

タンブラーまたはオールド・ファッションド・グラスに主材料を注ぎ、氷を加え、ソーダ水で満たす。

軽くステアして、カット・オレンジを飾る。

 

 [テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・8°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] プレ・ディナー  

[色] レッド

gin_035longislandicetea.jpg生まれはニューヨーク州ロング・アイランド。しかし、アイス・ティーとは名ばかりで、複数の酒をレモン・ジュースとコーラで割ったもの。見た感じや風味がアイス・ティーに似ているところから、こう名づけられたという。使っている酒は、ジンだけでなく、ラム、ウォッカ、テキーラと、強いスピリッツのオン・パレード。飲み口がいいからとソフト・ドリンク感覚でグイグイ飲んでしまうと、急に酔いが回ってくるので気をつけたい。

・ドライ・ジン 15ml

・ラム 15ml

・ウォッカ 15ml

・テキーラ 15ml

・コアントロー 2tsp.

・レモン・ジュース 30ml

・シュガー・シロップ 2tsp.

・コーラ 適量

 

クラッシュド・アイスを満たしたコリンズ・グラスまたはゴブレットに主材料と氷を入れ、さらにコーラで満たす。

軽くステアし、レモン・スライスを飾る。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・35°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] アンバー

gin_037rollsroys.jpg名車ロールス・ロイスの名前をそのまま冠したカクテルである。では、その味わいとは。ジンに、ドライ・ベルモットとスイート・ベルモットの2種類を合わせたもの。ここにオレンジ・ジュースを加えると、ニューヨーカーのクリスマス・ドリンクとして親しまている「ブロンクス」になる。「ロールス・ロイス」は、オレンジ・ジュースの代わりにベネディクティンを加えて、華やかな香りと甘さをもつラグジュアリーなカクテルに仕上げている。このテイストが名車のイメージに合っているかどうかは、飲んでのお楽しみ。

・ドライ・ジン 1/2

・ドライ・ベルモット 1/4

・スイート・ベルモット 1/4

・ベネディクティン 1dash

 

材料をシェイクして、カクテル・グラスに注ぐ。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・28°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] アンバー

gin_034yokohama.jpgカクテル・ブックを見て興味深いのは、東京や京都のような日本の地名をつけたカクテルは存在せず、「ヨコハマ」だけが載っている点である。ヨコハマは、それだけ外国との接点の深い街だということであろう。その国際都市ヨコハマのイメージを託したこのカクテルは、生粋の横浜生まれ。ジンとウォッカをベースに、アニス酒でフレーバーをつけた、アメリカやイギリスで生まれたカクテルと遜色のないインターナショナルな味わいを持っている。鮮やかな赤色は"ライジング・サン"のイメージか。

・ドライ・ジン 1/4

・ウォッカ 1/4

・グレナディン・シロップ 1/4

・オレンジ・ジュース 1/4

・アニス酒 1dash

 

材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・21°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] アフター・ディナー  

[色] レッド

gin_033milliondoller.jpg「MillionDollar」、つまり"100万ドル"とは最高の美しさや素晴らしさを表す形容だが、このカクテルにそうネーミングした考案者は相当な自信家だったのか、それとも胸を張った自信作だったのか。伝統的なカクテルで、パイナップル・ジュースの酸味をきかせた華やいだ味わいである。卵白の泡がフワッと浮いて、パイナップルのデコレーションを身にまとい、ゴージャスな雰囲気の漂う1杯である。

・ドライ・ジン 3/5

・スイート・ベルモット 1/5

・パイナップル・ジュース 1/5

・卵白 1個分

・グレナディン・シロップ 2tsp.

・パイナップル・スライス 小片

 

主材料を強めにシェイクし、シャンパン・グラスに注ぐ。

シェイカーに残っている卵白の泡をフロートさせ、パイナップル・スライスを飾る。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・20°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] ピンク

gin_032martini.jpgバーとカクテルを愛する人たちが必ず筆頭にあげる、カクテルの王様「マティーニ」。もともとは、マティーニ社のベルモットが2/3を占める甘いアペリティフだったが、時代の流れとともにドライ・ジンを使い、ベルモットの量が減って、今ではすっかりドライなカクテルの代名詞となった。チャーチルをはじめ、世界中の著名人がこよなく愛し、ゆえにマティーニの伝説も数多い。ジンとベルモットというシンプルな組み合わせゆえ、かえって奥深いカクテルともいわれ、バーテンダーの技量が試されるカクテルでもある。

・ドライ・ジン 3/4

・ドライ・ベルモット 1/4

・オレンジ・ビター 1drop

・レモン・ピール 1片

・オリーブ 1個

 

材料をミキシング・グラスに入れてステアし、カクテル・グラスに注ぐ。レモン・ピールを絞りかけ、カクテル・ピンに刺したオリーブを飾る。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・辛口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・35°

[スタイル] ステア/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] プレ・ディナー  

[色] 透明

gin_031whitelday.jpgブランデー・ベースの有名なカクテル「サイド・カー」を、ジン・ベースに代えるとこの「ホワイト・レディ」になる。1919年にロンドンの「シローズ・クラブ」のバーテンダー、ハリー・マッケルホーン氏が考案したが、当初のレシピはジン・ベースではなくクレム・ド・ミントだった。その後、パリの「ハリーズ・ニューヨーク・バー」がベースをジンに代えたところ、たちまち人気が高まったといわれている。甘味と酸味、アルコール度数が上品にバランスのとれたカクテルである。

・ドライ・ジン 1/3

・コアントロー 1/3

・レモン・ジュース 1/3

 

材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・29°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] ホワイト

gin_030bronx.jpgブロンクスは、ニューヨーク市の中でマンハッタンの北側に位置するダウンタウンである。というわけでもないのだろうが、「マンハッタン」が上流階級生まれのカクテルだとすれば、「ブロンクス」は、ニューヨーカーのクリスマス・ドリンクとして親しまれてきたカクテルである。今では通年を通して飲まれており、日本での知名度はいまひとつだが、海外ではトップ・クラスの人気を誇るカクテルの一つでもある。

・ドライ・ジン 1/4

・ドライ・ベルモット 1/4

・スイート・ベルモット 1/4

・オレンジ・ジュース 1/4

 

材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・20°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] プレ・ディナー  

[色] オレンジ

gin_029french75.jpgカクテル名は、実は"大砲"の名前である。第1次大戦中、当時の最新鋭だったフランス製大砲の口径が75mmだったことから、このカクテルの名前になった。なんとも物騒ではあるが、「ダイヤモンド・フィズ」という別名よりも覚えやすく、この名前が定着して今に至っている。味わいは、大砲とは似つかない上品でほどよいビター・テイストである。ちなみに、ベースをバーボン・ウイスキーに代えると「フレンチ95」、ブランデーに代えると「フレンチ125」となる。そう聞くと、どうです、3杯飲み比べてみたくなりませんか。

・ドライ・ジン 45ml

・レモン・ジュース 15ml

・シャンパン 適量

・シュガー・シロップ 1tsp.

 

シャンパン以外の材料をシェイクし、フルート型のシャンパン・グラスまたは大きめのグラスに注ぐ。

氷を加え、シャンパンを満たす。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・18°

[スタイル] シェイク/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] ペール

gin_028bluemoon.jpg色の美しさでは、トップクラスのカクテルである。ブルーというよりも淡いバイオレットで、"青い月"というネーミングとともにファンタジックなカクテルである。ところで、当たり前のように"青い月"と表現するが、実際には月が青く見えることはなかなか起こらない現象でもある。英語の"BlueMoon"にも"稀な"とか"めったに起こらないこと"という意味がある。その意味では、この「ブルー・ムーン」は、特別でラッキーな日に二人で乾杯するのにふさわしいカクテルなのかもしれない。

・ドライ・ジン 1/2

・バイオレット・リキュール 1/4

・レモン・ジュース 1/4

 

材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

 

 [テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・25°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] バイオレット

gin_027bulldog.jpgスッキリとした甘さがあとを引くハイボール・カクテルである。似たものに「ジン・バック(GinBuck)」というカクテルもあるが、こちらはオレンジ・ジュースの代わりにレモン・ジュースを使っている。飲み比べをしてもおもしろい。ただ、この「ブルドッグ・ハイボール」はオーダーする時、ちょっと厄介なカクテルでもある。「ブルドッグ」と略されることも多いが、アメリカン・スタイルはラム・ベースの「ブルドック」という別のカクテルが存在しており、一方、ヨーロッパでは「ブルドッグ」といえばこのハイボールを指すケースが多い。オーダーのときは、略さず正式名を伝えたほうが良いようだ。

・ドライ・ジン 45ml

・オレンジ・ジュース 30ml

・ジンジャー・エール 適量

 

タンブラーにジンとオレンジ・ジュースを入れ、氷を加える。

ジンジャー・エールで満たす。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・14°

[スタイル] ビルドアップ/ロング・ドリンクス

[T.P.O.] オールデイ  

[色] オレンジ

gin_003_aroundtheworld.jpgアメリカでは昔から愛飲されポピュラーだが、ヨーロッパ系のカクテル・ブックには載っていないという、ちょっとユニークなカクテル。アメリカで生まれ、アメリカ人好みの味わいに仕立て上げたカクテルということか。大西洋の彼方のジンとクレム・ド・ミント、そして太平洋のパイナップル・ジュースを使った、"世界一周"の味わいは、スッキリとさわやかな甘味を持つ1杯である。

・ドライ・ジン 1/4

・クレム・ド・ミント(グリーン) 1/4

・パイナップル・ジュース 1/2

・ミント・チェリー 1個

 

材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・30°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] アフター・ディナー  

[色] グリーン

gin_002_appetizer.jpg「アペタイザー」とは、"食前酒"のこと。フランス語では"アペリティフ"。いずれにしても、食事の前の1杯のために作られたカクテルである。使われているデュボネは、キニーネ(キナの樹皮のエキス)をブレンドしたフランス産のアペリティフ・ワインで、それ自体を食前酒としても飲む。そのデュボネの苦味が食欲を増し、まさに"アペタイザー"にふさわしい1杯である。

 

・ドライ・ジン 1/2

・デュボネ 1/4

・オレンジ・ジュース 1/4

 

 

1. 材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぐ。

 

[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・25°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] プレ・ディナー  

[色] アンバー

  gin_001_aoisangosyo.jpg日本生まれのカクテルで、誕生したのは1950年。オール・ジャパン・ドリンクス・コンクールという大会でグランプリに輝いた作品である。ペパーミントを使い、甘口の中にもさわやかな味わいだが、ルックスの完成度も高く、今やスタンダード・カクテルの一つとして人気がある。砂糖でグラスの縁を飾ったスノー・スタイルは渚で砕ける白い波(現在はレモン汁をつけるだけのスタイルも多い)、グラスの中は南の青い海、そしてグラスに沈んだチェリーは珊瑚礁をイメージしている。

 ・ドライ・ジン 1/2

 ・クレム・ド・ミント(グリーン) 1/3

 ・マラスキーノ・チェリー 1個

 

 

1. グラスの縁をレモン汁でしめらせておく。

2. 材料をシェイクし、カクテル・グラスに注ぎ、チェリーを沈める。

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[テイスト] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やや甘口  

[アルコール度数] ・・・・・・・・・・・・・・・・・35°

[スタイル] シェイク/ショート・ドリンクス

[T.P.O.] プレ・ディナー  

[色] グリーン

2011年4月

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